賃貸物件探しで最も重要なポイントが、自分の条件を決めて、妥協出来る範囲を予め決めておくことです。
ある意味で完璧な物件は無いという考えを持って物件探しをした方が良いかもしれませんね。 賃貸情報誌には最新の情報が掲載されていると勘違いしている人も多いですが、実際のところは発売日の2〜3週間前の情報と考えてください。
このことから問い合わせをしても、すでに契約されてしまっているケースが多いのです。

 

どんなに有名賃貸情報誌だったとしても、それを参考にして賃料の相場を知るのは避けた方が良いでしょう。
実際に不動産屋へ行ってみるとあまりにも相場の違いにガッカリしてしまうこともよくある話なのです。
よく賃貸情報誌が販売されていますが、紙面という物理的な理由で全ての詳細を知ることが出来ません。
誌面が限られているというこの状況は、安くて条件の良い物件のみうを掲載してお客さんの目を引き、来店してもらうことが目的となっているのです。



■豆知識情報:情報誌の罠に注意しようブログ:18年08月11日

記憶の軸が少しずつずれはじめた母親が、
お姉ちゃんの家族と暮らすようになって十年になる。

母親の容態が急変することはなかったが、
記憶の糸は緩やかに、しかし確実に細くなっていく…

今では、母親にとって
連日会えないわたしは、
どこかのお姉さんであったり、
誰かの奥さんであったりする。

そんな母親が去年の春、
急な発熱で慌ただしく入院した。

そのことを告げる電話でのお姉ちゃんのゆっくりとした口調が、
かえって母親の緊迫した状況をうかがわせた。

ナースステーションからよく観察できる位置のベッドで
母親は眠っていた。

義歯をはずした口元はくぼみ、
そこから息が洩れ続けることだけを祈りながら
蒼白い母親の顔をみつめた。
とうとう…という言葉が頭を過ぎる。

ありがたいことに、
熱は上下しながらも少しずつ平熱に近づいていき、
入院から三日後、一般病棟の個室に移ることができた。

快方に向かってはいたが
熱発の原因が不明とのことで、
お姉ちゃんとわたしは
交代で24時間中母親に付添った。

体温が安定しないことが不安だったこともあるが、
母親と二人きりになれる時間を
わたしは大切にしたかった。
ここなら、今なら、照れずに思いきりやさしくできる…

食事前、おしぼりで手を拭いてやると、
「ありがとうございます。すみませんねぇ」と
他人行儀なことを言う。

ミキサーで砕いた形のない食事でも、
「ああ、おいしい」と目を細め、
介助するわたしに、
「ねえさんも、おあがんなさい」と気を遣う。

童謡のCDを流すと、
言葉を覚えはじめた娘のように語尾だけを口ずさみ、
指で調子をとる。

多くの言葉を忘れてしまっているはずなのに
プラス指向の言葉だけが出てくることは、
母親を世話するわたしにとって
何より心安らぐことだった。